TAKUMI高津教室
2020年入社
TAKUMI高津教室
2020年入社
01
中学校と小学校の支援級で10年間勤務していました。放課後等デイサービスを利用する児童が非常に多く、そこでどのような活動や支援が行われているのか関心を持っていました。
担当していた学年が卒業し、一つの区切りを迎えたことで、新たな挑戦をしたいと考えていたところ、運動療育を掲げているTAKUMIに魅力を感じました。
02
児童発達支援管理責任者として、保護者様との面談や支援計画の作成をはじめ、現場の指導員への助言や指針の共有、風通しの良い職場づくり、そして店舗・職員・保護者様のニーズのバランス調整などを行っています。
私は、考えや支援の手立てを言語化することなど、まだまだ未熟な面もあり、必要なスキルを磨いている最中です。だからこそ、今できることには全力で取り組む姿勢を大切にしています。
また、共感・傾聴を意識し、多角的な視点を持つこと、「誰のため・何のための支援か」を見失わないこと、人の機微を感じ取る努力を怠らないこと、そして良いところを見つけて積極的に褒めることを心がけています。これらを一つでも多く実践し、より良い支援につなげていきたいと考えています。
03
児童発達支援管理責任者として、モニタリングや支援計画の作成を行う上で大切なのは、年齢や性別、得手不得手、診断名などの枠にとらわれず、一人ひとりを「個」としてしっかり見つめることだと考えています。その子が抱える困りごとやニーズを的確に把握し、成長につなげるために全力で向き合うことが私の使命です。
そのために、現場と情報を共有しながら支援計画を発展させ、職員それぞれの強みを活かしながらチームとして取り組んでいます。まだまだ改善すべき点も多いですが、素直に受け入れ、より良い方法を模索しながら、常に向上心を持って取り組んでいきたいと考えています。
また、自分の五感を活かしながら子ども達としっかり関わることを大切にし、日々の業務の中で現場に足を運ぶ時間をつくっています。信頼関係を築き、リアルなニーズを探るこの取り組みは、児童発達支援管理責任者になってからずっと続けていることです。今後も子どもたちの成長を支えられるよう、現場に寄り添った支援を実践していきたいと思います。
04
私の最初の仕事は、任期制の自衛官でした。志望理由は少し変わっていて、「自分の性格上、最も合わない仕事をあえて選ぶ」というものでした。当時の私は協調性が乏しく、時間を合わせたり、空間を共有することが非常に苦手でした。実際に入隊してみると、その厳しさに何度も後悔し、辞めたいと思ったことも正直ありました。
しかし、仲間と共に厳しい訓練を乗り越える中で、強い絆が生まれ、挑戦の先にある達成感を何度も味わうことができました。寮生活では自分の時間が限られる大変さもありましたが、仲間がいるからこそ得られる楽しさもたくさん経験できました。
任期満了後、いくつかの仕事を経て現在に至りますが、振り返ると自衛官時代ほど厳しい環境はなかったように思います。あの時、一歩踏み出して挑戦した経験があるからこそ、今の自分があると感じています。挑戦することで初めて見えてくるものがあり、もし壁にぶつかっても、別の手立てや道を見つけることができる。まずはやってみることの大切さを、自衛官の経験から学びました。
05
意見や人格を否定するような口論や対立はもちろんありません。ただ、私は各々の考えや意見を率直に交わし、互いに尊重しながら向き合うことを大切にしています。職員同士が気を遣いすぎて遠慮し、言いたいことが言えない環境では、波風は立たないかもしれませんが、本当に質の高いサービスにはつながらないと考えています。
そのため、普段から積極的にコミュニケーションを取り、意見を出しやすい環境を整えることで、風通しの良い職場づくりを心がけています。正直なところ、マネージャーと意見がぶつかり、夜遅くまで話し合った経験もあります。自分自身、まだまだ力不足だと感じることもありますが、話し合いの後には必ず自分の発言を振り返り、客観的に見つめ直すようにしています。もし自分に至らない点があれば素直に認め、お互いに謝りながら、より良い折衷案を見出せるよう努めています。
療育に本気で向き合うからこそ、多様な価値観に触れ、自分の視野や考え方を広げることができました。これからも、より良い療育環境をつくるために、対話を大切にしながら成長していきたいと思います。
06
本から知識を得るだけでなく、行政やこども家庭庁のホームページをチェックし、最新の条例や制度の動向を把握するよう努めています。知識をインプットする機会は多くありますが、仕事以外でアウトプットする場が少ないと感じています。そのため、外部研修などに積極的に参加し、実践的なスキルを高めていくことが、今の自分の課題だと考えています。
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私の理想とする療育は、TAKUMIを利用した子どもたちが、将来につながる力や自信を身につけることです。卒業後や大人になったときに、「TAKUMIに通っていたから」と意識してもらう必要はありませんし、感謝を求めるものでもありません。おそらく、その影響を直接知ることはできないかもしれませんが、そこで培った力が人生のどこかで発揮され、一つの実りとなることが何よりの喜びです。
そのために逆算して支援を考えると、まずは「楽しんでほしい」「笑顔を増やしたい」という思いにたどり着きます。しかし、それを実現するには大きな努力や責任が伴います。だからこそ、理想と現実のギャップを冷静に見極めながら、熱意をもって療育に取り組んでいきたいと考えています。
TAKUMIのバリューの中で、私が最も共感しているのは「おもしろさとワクワク感を私たちとかかわるすべての人へ」です。新しい運動やゲーム、イベントを考え、それを通じて楽しさや達成感を提供できる時間が、私にとって最も生き生きとできる瞬間です。さらに、このワクワク感を子ども達だけでなく、保護者の方々や地域社会、さらにはより広いステージへと広げていけるよう、尽力していきたいと思います。
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「運動療育といえばTAKUMI」、そして「すべての人が輝ける場といえばTAKUMI」と言われる存在であり続けてほしいと考えています。
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年齢的にも中堅となるため、プロジェクトの中心となるよりも、次世代の人材育成に力を入れていきたいと考えています。イニシアスでは、若くても信念と責任感があればマネージャーなどの役職を任せてもらえる環境が整っています。その強みを活かし、若い人材がより輝ける場を作るためのサポートができれば幸いです。
10
目指す方は、子どもたちが大好きで、成長や将来の手助けをしたいという熱い想いを持った方だと思います。私自身もそうですが、あまり深く考えすぎて沼にはまらないようにしてください。もっと良いサービスができないか、支援の方向性は正しいのか、自分の実力は役職に見合っているのか――16年のキャリアを積んだ私でも、日々悩むことは多いです。
ただ、支援は決して一人で行うものではありません。自分の力量を認めつつ、仲間にどんどん頼り、悩みも愚痴も気兼ねなく共有してください。そして、大切なのは結果よりも、その子に合った支援や方法を本気で考え、挑戦し続けることです。私自身、今でも一度で完璧な支援を実現できることはほとんどありません。試行錯誤を重ねながら、時には悔しい思いをしつつ、次へとつなげる努力を続けています。それでも、その積み重ねが実を結び、子どもの成長や、子ども達、保護者の方双方の笑顔につながったときの達成感は、何ものにも代えがたい喜びです。