児童発達支援管理責任者(児発管)とは?5分でわかる仕事内容となり方

「子どもに関われる仕事をしたい」として仕事を調べるなかで、児童発達支援管理責任者(通称:児発管)を知った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

児童発達支援管理責任者は、障がいのある子どもの保育と療育に関するプロフェッショナルです。
この記事では、児童発達支援・放課後等デイサービスを担うTAKUMIの下田が、児童発達支援管理責任者についてわかりやすく解説します!

児童発達支援管理責任者(児発管)とは

児童発達支援管理責任者とは、障がいのある子どもを対象とした保育・療育に関するプロフェッショナルをいいます。
発達における課題を見つけ、子ども一人ひとりに合わせた支援計画の立案と、進行の管理を担います。
児童発達支援を提供する事業所には、1名以上の配置が義務づけられている職種です。

児童発達支援管理責任者が働く場所は、障がい児支援サービスを提供する通所・入所・訪問の各施設です。
例えば、放課後等デイサービス、児童発達支援センター、障がい児入所施設などが挙げられます。
該当施設においてまずは「児童指導員」として勤務したのち、キャリアアップで目指す職種です。

児童指導員に関しては「児童指導員とは?仕事内容・勤務場所・資格についてわかりやすく解説」でご紹介しているため、気になる方はあわせてご確認ください。

児童発達支援管理責任者(児発管)の主な仕事内容

児童発達支援管理者の仕事内容とその流れは、下記のとおりです。

<児童発達支援管理者の仕事内容>

  1. 子ども・親御さまへのアセスメント(面談による情報収集と情報分析)
  2. 個別支援計画の原案作成
  3. カンファレンスで修正箇所をピックアップ
  4. 個別支援計画の修正
  5. 子ども・親御さまの双方へ個別支援計画を説明し、同意を得る
  6. 個別支援計画を交付、支援開始
  7. モニタリング
  8. 支援計画の修正
  9. 評価実施

上記のうち、とくに、アセスメントに基づく適切な個別支援計画の作成が重要です。
子どもの発達や健康の状況、家庭環境、地域社会の情報、社会性など、多岐にわたる情報を収集・分析します。

児童発達支援管理責任者(児発管)とサービス管理責任者の違い

児童発達支援管理責任者と混同されることが多い職種に、サービス管理責任者(通称:サビ管)があります。
サービス管理責任者は、障がいのある方の特性や環境に適した支援を提供・管理するプロフェッショナルです。

児童発達支援管理責任者は18歳以下の子どもを対象とするのに対して、サービス管理責任者は18歳以上を対象とする点に違いがあります。
そのため児童発達支援管理責任者とは、勤務場所や支援の内容が異なります。

児童発達支援管理責任者(児発管)になるには

児童発達支援管理責任者になるには、下記のステップを終える必要があります。

<児童発達支援管理責任者を目指す3ステップ>

  • 基礎研修を受講する
  • 2年以上、OJT(On the Job Training:実地研修)に取り組む
  • 実践研修を受講する

研修は勤務先の事業所を通じて申し込むのが一般的ですが、地域によっては個人で申し込みできる場合もあります。
ただし、児童指導員の方が研修を受講するには、下記の要件を満たさなければなりません。

パターン 基礎研修を受講できるようになる年数 実践研修を受講できるようになる年数
相談支援業務に従事している場合 3年(勤務日数540日)
※うち1年以上、障がい者または子どもを対象とする業務に従事
基礎研修受講~実践研修受講の5年間のうち、合計2年(勤務日数360日)以上従事
直接支援業務に従事している場合
対象となる資格を有している場合 国家資格による業務に5年以上従事
※うち1年以上、指定医療型障がい児入所施設で業務

※対象となる国家資格は、医師、薬剤師、保健師、看護師、理学療法士、社会福祉士など

児童発達支援管理責任者(児発管)を目指す方は「TAKUMI」をチェック

児童発達支援管理責任者を目指している方、現在児童指導員として勤務中でキャリアアップを検討されている方は、ぜひ「TAKUMI」をご検討ください!
「TAKUMI」は関東・関西で多くの児童発達支援・放課後等デイサービスを提供しており、現在、児童指導員・児童発達支援管理責任者ともに募集中です。

職務内容や求人の内容は『「TAKUMI」RECRUITING SITE』から、教室の場所や「TAKUMI」について知りたい方は「TAKUMI」からご確認ください。

 

まとめ

児童発達支援管理責任者は、子どもの保育・療育に関する専門職です。
児童福祉施設において、一人ひとりに合った支援計画を作成し、取り組みを進める役割を担います。
ご紹介した内容を参考にしながら、児童発達管理責任者へのキャリアアップについて検討してみてください。

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