運動療育とは、体を動かして、身体的・精神的・社会的な発達を促す取り組みをいいます。
子ども一人ひとりの発達状況にあわせた適切な運動プログラムに取り組むことで、よい効果が期待できるでしょう。
この記事では、関東エリアと関西エリアに児童発達支援・放課後等デイサービスを展開するTAKUMIの石垣が、運動療育についてわかりやすく解説します!
運動療育について理解を深めたい方、運動療育で子どもたちをサポートしたいとお思いの方は、ぜひご覧ください。
運動療育の効果とは?
運動療育とは、体を動かすことで、身体的・精神的・社会的な発達を促す取り組みをいいます。
主に障がいのある子どもを対象として、療育事業所や放課後等デイサービスで実施されています。
運動療育に取り組む目的は、主に下記の5つです。
<運動療育の目的>
- 運動能力の向上・・・体力づくり、骨・筋肉の発達促進、姿勢と運動、動作の基本的技能の向上など
- 自己肯定感の向上・・・体を動かすことによるストレス解消効果、成功体験の積み重ねによる自信獲得など
- 社会性の向上・・・ほかの子ども・大人と関わりながら運動することによるコミュニケーションの経験を獲得
- 空間認知能力の向上・・・お手本を見て真似したり、ボールとの距離感を図ったりして情報処理のトレーニングになる
- 感覚統合の向上・・・複数の感覚・刺激・情報を連動させて、処理・コントロールするトレーニングになる
子どもたちのこころと体を健やかに育てるために、高い効果が期待できる療育方法といえます。
運動療育の種類
運動療育は、粗大運動・微細運動・種目別運動・コーディネーショントレーニングの4種類に分けられます。
粗大運動では、体操器具やバランスボールなどを使って全身の使い方を学んだり、大きく体を動かして体力作りをしたりします。
微細運動は細かな動きを鍛えるトレーニングで、積み木や描画など、手・指・足などを使う療育方法です。
また種目別運動では、学校で取り組む跳び箱やマット運動などに必要な体の動かし方を、スモールステップで学びます。
コーディネーショントレーニングは、複数の筋肉や関節を協調的に動かすトレーニングです。
子どもたち一人ひとりの発達状況を考慮し、個々で上記の療育方法を組み合わせて取り組むことで、生活に役立つスキルを獲得できます。
さらには、すでにデジタルスポーツを取り入れる施設もあり、より柔軟なプログラムに取り組めるようになっているのも特徴です。
運動療育における注意点
運動療育の際は、まず子どもの発達状況を理解した上で、適切なプログラムを提供することが大切です。
目的のない活動では、高い療育効果が期待できないため、児童発達支援管理責任者による適切な支援計画の作成と実施、児童指導員や保育士によるチーム支援が不可欠です。
上記を前提として運動療育に取り組むことで、子どもたちが成功体験を積み重ね、事項肯定感を高めることにつながり、一人ひとりの全体像を把握し、多面的な療育の展開が期待されます。
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まとめ
運動療育とは、運動を通じて、身体・精神・社会的な向上を目指す取り組みをいいます。
一人ひとりの発達状況に合わせたプログラムに取り組んでトレーニングすることで、脳機能の向上、体力の向上や自信の獲得につながります。
ただし運動療育に取り組む場合は注意点もあるため、正しい知識のもと取り組むことが大切です。
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