公認心理師の求人へ応募するにあたり、志望動機で頭を抱えてしまう方もいらっしゃるでしょう。
「どう書けばいいのかわからない」と、なかなか書き出せずにいるかもしれません。
この記事では、児童発達支援・放課後等デイサービス「TAKUMI」の事業部長・石垣が、公認心理師の志望動機を書くために必要な準備と注意点についてご紹介します。
目次
公認心理師の志望動機を書くための準備
公認心理師としての採用を志し、効果的な志望動機を書くには、十分な準備が必要です。
自己分析を通じて整理しておく必要性の高い情報として、主に下記の4つが挙げられます。
- 公認心理師を目指したきっかけを振り返る
- 求められる人物像を探る
- 仕事に活かせる経験をまとめる
- 貢献できることや、やりたいことをまとめる
ここでは、志望動機を書くにあたって全員が同じ内容に取り組む2つのポイントについて、下記でより詳しくご紹介します。
きっかけを振り返る
公認心理師を志した理由を深く分析し、明確なことばにまとめましょう。
きっかけとなった出来事を起点に「ほかの分野・職業ではなく公認心理師を選んだ理由」「公認心理師としてやりたいこと」などを掘り下げます。
最終的に「ほかの施設ではなく、この職場でこそ働きたい理由」になるまで分析を深めましょう。
求められている人物像を探る
施設・企業側に「数いる応募者のなかで、この人をこそ選びたい」と思ってもらえないと、採用につながりません。
そのため志望動機では、施設・企業が求めている人物像を分析したうえで、自身のスキル・経験・長所などがマッチすることをアピールする必要があります。
公認心理師に求められる基本的な人物像3つと施設の特色をふまえ、即戦力になれるとアピールできる志望動機にしましょう。
- クライアントに共感し、心を開き、話を傾聴できる
- クライアントを尊重し、自身の意見や考え方を押しつけないでいられる
- 自身・クライアント・環境などの要素を客観的に見つめ、分析ができる
公認心理師の志望動機を書く際のポイントと例文
公認心理師の志望動機を書く際は、十分な分析をして準備しておくほか、2つの注意点を把握しておくことも大切です。
熱意を伝えるとともに、ご紹介する内容をふまえて作成しましょう。
経験・価値観をふまえて書く+役割や職務を理解していることを伝える
公認心理師の志望動機をまとめるときは、きっかけとともに「学生時代に学んだこと」「実習・ボランティアなどから得た経験」を具体的に記載しましょう。
また、ホームページや求人の情報から、施設がどのようなことを求めているのかを分析する必要があります。
「学びたい」「経験を積みたい」といった自分を軸に据えたアピールを避け、公認心理師の職務へ深い理解があることを示すとともに、即戦力として活躍したい旨を伝えましょう。
【例文】実習での経験を元に書く志望動機
私は大学時代、臨床実習で児童相談所に配属され、虐待を受けていた児童と接する機会を得ました。
児童ははじめ心を開いてくれませんでしたが、根気よく話を聞いて共感を示していると、少しずつ心を開いてくれました。
そして、実習期間中に児童が笑顔を見せてくれるようになったときは、心の底から嬉しかったです。
この経験を通して、公認心理師として、心の傷を抱えている子どもたちに寄り添い心のケアをしたいという強い思いを抱きました。
公認心理師として、子どもたちが安心して過ごせる環境作りに貢献したいと考えております。
親子の悩み・課題解決を助ける「児童指導員」
公認心理師を目指すなかで大切な「人の力になりたい」「悩みを解決する手伝いがしたい」といった気持ちを子どもへ向け、これからの人生をよりよいものにする手伝いをする専門職として児童指導員があります。
そのなかで、親御さまとも連携するとともに、親子双方へのサポートにも取り組みます。
心理カウンセラーと同様に、心理学の知識が求められる職種のひとつです。
児童発達支援・放課後等デイサービス「TAKUMI」では、心理学を学んだ方を対象に、児童指導員を募集しています。
施設については「TAKUMI」から、採用情報については「RECRUITING SITE」から、ぜひ詳細をご確認ください。
まとめ
公認心理師として勤務したい場合、自己分析と応募先施設・企業の分析を深めておくことが大切です。
志望動機では、自身が施設・企業で役に立てるスキル・経験・特徴があること、その施設でなければならないことなどを、明確かつ簡潔にまとめましょう。
2つの注意点も確認しておき、自信を持って応募できる志望動機を作成してください。
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