多動症のチェック方法はアメリカ精神医学会(APA)のDSM-5に基づいて診断されます。ただし、単独で診断ができるような確立した医学的検査はありません。多動症と診断されたら、一人ひとりの特徴に合わせた接し方が大切です。
この記事では療育手帳の判断基準について、関東地方・関西地方に多くの教室を展開する児童発達支援・放課後デイサービス「TAKUMI」の事業部長である石垣が詳しく解説します!
ぜひ最後までご覧ください。
目次
多動症のチェック方法とは?
多動症かどうか診断する方法は以下の項目をチェックします。
- 手足をそわそわ動かす
- 席に座っておくことが困難
- 不適切な状況で走り回る
- 静かに遊べない
- じっとできない
- しゃべりすぎる
- 質問が終わる前に答え始める
- 順番を待つことが困難
- 他人を妨害し、邪魔する
多動症は生まれつき脳に障害があることがわかっていますが、症状がはっきりわかるのは小学生に上がる頃です。
チェック項目が継続して当てはまり、日常生活や学校生活で困難を感じた場合、多動症が疑われます。
≪多動症を詳しく知りたい場合は、下記も合わせてチェック≫
多動症の子供の特徴とは?年齢別の特徴や接する際の注意点について解説
療育の現場でスタッフが多動症をチェックするために理解すべきポイント
多動症の子どもと療育の現場で接する際、いくつか理解しておくべきポイントがあります。
多動症について理解したうえで適切な接し方を心がけましょう。
多動症の症状・特徴
多動症は、主に「自分の感情をコントロールできない」「他人の感情を理解することが苦手」とする発達障害の1つです。
他の子どもと比べて落ち着きのなさがとくに目立つといった特徴があります。
また、「授業中席にじっと座っていられない」「順番を待てない」「しゃべってはいけない場面でもしゃべってしまう」ことも多動症の症状です。
そのため、叱られることが多かったり友達とトラブルになりやすかったりするケースがあり、周りが個性の1つとして理解してあげることが大切です。
多動症が疑われる子どもとの接し方
多動症疑われる子どもと接する際は、その子の特徴を理解し、適切なサポートをしてあげることが重要です。
サポートしてあげる際は、以下のことに注意しながら接してあげましょう。
視覚的な工夫をする
守りやすいルールを作る
良いことや出来たことに対してしっかり褒めてあげる
普段、できないことに対して叱られたり注意されたりする機会が多い多動症の子どもにとって、細かなルールを決めてあげることや褒めてあげることはとても重要です。
施設で求められている対応方法
多動症は症状を完全になくすことはできないといわれています。
そのため、学校や家庭・社会との悪循環を少しでも軽減し、自分の症状を理解したうえで上手に付き合っていけるサポートをしなくてはいけません。
多動症の子供に対する基本的な接し方は、できないことを指摘するのではなく、できることに注目してほめてあげることが大切です。
しかし、多動症の子供に対する細かな対応方法は運営している施設の方針によりそれぞれ異なる場合があります。
施設の方針にあわせて求められる対応を心がけましょう。
「TAKUMI」で児童指導員を目指しませんか?
「TAKUMI」は、少人数制で子どもたち一人ひとりに合った療育を実施する児童発達支援・放課後等デイサービスです。
利用時間の中で楽しみながら、苦手なことを段階的に改善していくことを大切にしています。
「できた!」の体験を重要と考え、お子さん本人が自信を持てるようなサポートを心がけています。
関東・関西に多くの教室を展開しているため、興味を持たれたらぜひ下記よりお問い合わせください。
まとめ
多動症の子どもは、療育などで少しずつできることを増やすサポートが必要です。
症状として少しでも気になるようなら、まずはチェック項目を参考に確認してみましょう。
多動症が疑われる場合は、医師や専門家に相談して早めの対処が必要です。
親や周りの大人は、多動症の子どもに目を向けてできることを増やすサポートをうまくサポートしてあげる必要があります。
子どもの長所を伸ばすことを第一に考えてあげると、自信が付きさまざまなことにチャレンジする精神も出てくるでしょう。
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